MDの仕事は大きく分けると、ブランディングやシーズン予測などのソフト面と、そのソフト面を具体的にデータに落とし込んで売り上げや利益、在庫等など数値として管理をするハード面の二種類の仕事に分類されます。こうした感覚的な右脳と、実務的な左脳のスイッチを常に入れ替え、物事を進行、実現していくのが、MDの仕事だと思っています。
数値管理にしてもブランドイメージにしても、お客様の顔を想像して、そのイメージとしっかり合った商品やPR、戦略を進められた時に、売り上げは一気に上がるもの。それはイコール、自分の仕込みや考え方に共感をしてもらえたことの実証にもなるので、そういう瞬間にMDとしてのやりがいを感じます。
大切にしていることはコミュニケーションです。それは自分のチームに対してもそうですし、取引先様に対しても同じ。常に声をかけ情報を引き出し、よりよい環境作りを心がけています。自分の考え方をチームへ共有することで、それぞれが考えるきっかけにもなりますし、それを実行できる環境作りのためにもコミュニケーションの大切さを実感しています。
必需品は、僕の場合はスマホですね。上記のコミュニケーションともリンクするのですが、常に連絡を取り合い、情報収集するためにも、僕にとってスマホは欠かせません。
これは多くの社員が言うことかもしれませんが、とにかくやりたいことがあるならトライしてみろと決定権を与えてくれること。距離感の近い会社なので、どこかしらでチャンスはやってくるというか、きちんと手を挙げればきちんとフォローしてもらえる。結果に対してはもちろんシビアですが、「失敗してもいいんだよ。毎回失敗してたらダメだけど」と言って、結果を出させるように社員をサポートしてくれ、自分の意思を反映させてくれる会社の環境には感謝しています。
今アパレルは非常に難しい時代に突入しています。その中でも、これまで自分が感じてきたファッションの楽しみや感動をお客様だけではなく、これからファッション業界を志す若者にも知ってもらいたいと思っておりますので、大きな意味でメルローズという会社をより魅力的に見せるためのMDを組んでいきたいと思っています。