• A BETTER WAY
2026.03.26
VOL.05
Wearing a Shirt, Viewing Art
Text: SHIORI FUJII, Photo: KAZUKI SHIGERU, Hair & Make-Up: IMANISHI YUKIKO, Model: THIALDA (BRAVO)
陽射しが少しずつやわらいでくる季節。展覧会や映画など、アートを観に出かけたくなる人も多いのでは? そんな日は、作品の世界観に思いを巡らせながら、服や小物をコーディネートしてみるのも素敵です。アートを楽しむ時間がよりいっそう特別に感じられるはず。


東京・京橋のアーティゾン美術館で、印象派の巨匠クロード・モネ(1840-1926)の没後100年を記念する展覧会「クロード・モネ ー風景への問いかけ」が開催されています。
モネは自然光の移ろいに魅せられ、その美しさをカンヴァスにとどめようと生涯をかけて探求した画家。本展は、印象派の作品を多く収蔵するオルセー美術館から、日本初公開作品を含むモネの作品41点を含む約90点が一挙に来日する過去最大規模の展示。さらに国内の美術館や個人所蔵作品を加えた合計約140点で、場所と時代を切り口に、モネの画業の発展を丹念にたどります。
また、現代の映像作家アンジュ・レッチアがモネへのオマージュとして制作した没入型の映像作品も展示。さまざまなジャンルの視覚表現を交錯させることで、写真や浮世絵、アール・ヌーヴォーの工芸作品など新しい表現にも注目したモネの創作の背景や動機を読み解き、モネの風景画の革新性に迫ります。
モネは自然光の移ろいに魅せられ、その美しさをカンヴァスにとどめようと生涯をかけて探求した画家。本展は、印象派の作品を多く収蔵するオルセー美術館から、日本初公開作品を含むモネの作品41点を含む約90点が一挙に来日する過去最大規模の展示。さらに国内の美術館や個人所蔵作品を加えた合計約140点で、場所と時代を切り口に、モネの画業の発展を丹念にたどります。
また、現代の映像作家アンジュ・レッチアがモネへのオマージュとして制作した没入型の映像作品も展示。さまざまなジャンルの視覚表現を交錯させることで、写真や浮世絵、アール・ヌーヴォーの工芸作品など新しい表現にも注目したモネの創作の背景や動機を読み解き、モネの風景画の革新性に迫ります。

クロード・モネ≪トル―ヴィル、ロシュ・ノワールのホテル≫1870年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館 Photo © GrandPalaisRmn(musēe d' Orsay) / Gabriel de Carvalho / distributed by AMF
モネ没後100年「クロード・モネ ー風景への問いかけ」:
期間 _2026 年 2 月 7(土)〜 5 月 24 日(日)
開館時間 _10:00 〜 18:00(金曜日、5月2日[土] 、5月9日[土] 、5月16日[土] 、5月23日[土] は20:00まで。最終入館は閉館の30分前まで)
場所 _ アーティゾン美術館 6・5階展示室(東京都中央区京橋1-7-2)
休館日_4月13日(月) 、5月11日(月)
https://www.artizon.museum/exhibition_sp/monet2026/
モネ没後100年「クロード・モネ ー風景への問いかけ」:
期間 _2026 年 2 月 7(土)〜 5 月 24 日(日)
開館時間 _10:00 〜 18:00(金曜日、5月2日[土] 、5月9日[土] 、5月16日[土] 、5月23日[土] は20:00まで。最終入館は閉館の30分前まで)
場所 _ アーティゾン美術館 6・5階展示室(東京都中央区京橋1-7-2)
休館日_4月13日(月) 、5月11日(月)
https://www.artizon.museum/exhibition_sp/monet2026/




「"睡蓮"を連想させるロマンティックなピンクを、
マチュアなシャツで取り入れて」
マチュアなシャツで取り入れて」
クロード・モネがジヴェルニーの自宅の庭にある「水の庭」の池と光を題材に描いた連作「睡蓮」。その絵の前に立てば溶け込んでしまいそうなピンク色のシャツは、とろみがあるサテンライクなキュプラ素材で、シルキーな落ち感が肌にやさしく寄り添います。軽やかな着心地で、1枚でもレイヤードでも活躍するはず。
ボトムには、フリルが大袈裟になり過ぎない、直線的なシルエットのシャーリングスカートを合わせて。ほんのりスウィートなムードに気分が弾みます。
スタイリングの差し色には、ぱっと目を惹く赤ニットを。深いVネックのコットンシルクニットで、肩にかけたり、腰に巻いたりしてもかさ張らずしなやか。朝晩の肌寒さの体温調整にも頼れる存在です。シャツの上に重ねても相性がよく、カジュアルになりすぎないのも嬉しいところ。
足元はレースの靴下にグルカ風のヒール靴で、颯爽と歩き出しましょう。
ボトムには、フリルが大袈裟になり過ぎない、直線的なシルエットのシャーリングスカートを合わせて。ほんのりスウィートなムードに気分が弾みます。
スタイリングの差し色には、ぱっと目を惹く赤ニットを。深いVネックのコットンシルクニットで、肩にかけたり、腰に巻いたりしてもかさ張らずしなやか。朝晩の肌寒さの体温調整にも頼れる存在です。シャツの上に重ねても相性がよく、カジュアルになりすぎないのも嬉しいところ。
足元はレースの靴下にグルカ風のヒール靴で、颯爽と歩き出しましょう。


強力な新自由主義政策を断行し、社会的な断絶や対立が激化したサッチャー政権時代(1979-90年)。その後の緊張感漂う英国では、美術界も劇的な変貌を遂げました。既存の美術の権威や枠組みを問い、作品の制作や発表において実験的な試みをする作家たちが数多く登場したのです。
ダミアン・ハーストをはじめとする作家やアーティストたちは、当時「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれ、一大ムーブメントに。大衆文化や個人的な物語、社会構造の変化などをテーマとし、絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど多様な手法を用いて、独創的な作品を発表してきました。
「テート美術館- YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」は、1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国美術に焦点を当てた展覧会です。YBAだけでなく、その枠外で活動していたアーティストも含めた約60名の作家によるおよそ100点の作品を通じて、90年代の英国美術の革新的な創作の軌跡を検証します。
ダミアン・ハーストをはじめとする作家やアーティストたちは、当時「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれ、一大ムーブメントに。大衆文化や個人的な物語、社会構造の変化などをテーマとし、絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど多様な手法を用いて、独創的な作品を発表してきました。
「テート美術館- YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」は、1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国美術に焦点を当てた展覧会です。YBAだけでなく、その枠外で活動していたアーティストも含めた約60名の作家によるおよそ100点の作品を通じて、90年代の英国美術の革新的な創作の軌跡を検証します。


ジュリアン・オピー(上)
≪ゲイリー、ポップスター≫1998-99年、テート美術館蔵©Julian Opie
ヴォルフガング・ティルマンス(下)
≪座るケイト≫1996年、テート美術館蔵©Wolfgang Tillmans, courtesy of Maureen Paley, London; Galerie Buchholz; David Zwirner, New York
テート美術館- YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート:
東京
期間 _2026 年 2 月 11(水・祝)〜 5 月 11 日(月)
開館時間 _10:00 〜 18:00(会期中の金・土曜は20:00まで。入場は閉館の30分前まで)
場所 _ 国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)
休館日_火曜日(5月5日[火・祝]は開館)
京都
期間 _2026 年 6 月 3(水)〜 9 月 6 日(日)
開館時間 _10:00 〜 18:00
場所 _ 京都市京セラ美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
休館日_月曜(祝・休日の場合は開館)
https://www.ybabeyond.jp
≪ゲイリー、ポップスター≫1998-99年、テート美術館蔵©Julian Opie
ヴォルフガング・ティルマンス(下)
≪座るケイト≫1996年、テート美術館蔵©Wolfgang Tillmans, courtesy of Maureen Paley, London; Galerie Buchholz; David Zwirner, New York
テート美術館- YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート:
東京
期間 _2026 年 2 月 11(水・祝)〜 5 月 11 日(月)
開館時間 _10:00 〜 18:00(会期中の金・土曜は20:00まで。入場は閉館の30分前まで)
場所 _ 国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)
休館日_火曜日(5月5日[火・祝]は開館)
京都
期間 _2026 年 6 月 3(水)〜 9 月 6 日(日)
開館時間 _10:00 〜 18:00
場所 _ 京都市京セラ美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
休館日_月曜(祝・休日の場合は開館)
https://www.ybabeyond.jp




「トラディショナルなストライプ柄のシャツを、ひねりを効かせてセンシュアルな装いに」
イギリスのアートを観に行くなら、伝統的なブリティッシュスタイルのブルーのストライプシャツが気分。トレンド感のあるショート丈が心憎いこちらは、背中のヨーク(切り替え部分)がボタンでオープンにできるデザインに、洗練された遊び心が感じられます。
洗いざらしでさらりと羽織れるコットンローン素材で、これからの季節にぴったり。パンツだけでなく、スカートともバランスがとりやすいはず。
このトラディショナルな雰囲気のシャツに、カーキの襟付きニットをレイヤード。色の重なりがリズムを生み出し、重ねた襟の意外性が新鮮な表情に。深いVネックの胸元からちらりと見えるレースが、女性らしさをプラスしてくれます。シルキーなアーミーディテールのパンツとグルカサンダルを合わせれば、春らしいリラックス感のある佇まいが完成!
洗いざらしでさらりと羽織れるコットンローン素材で、これからの季節にぴったり。パンツだけでなく、スカートともバランスがとりやすいはず。
このトラディショナルな雰囲気のシャツに、カーキの襟付きニットをレイヤード。色の重なりがリズムを生み出し、重ねた襟の意外性が新鮮な表情に。深いVネックの胸元からちらりと見えるレースが、女性らしさをプラスしてくれます。シルキーなアーミーディテールのパンツとグルカサンダルを合わせれば、春らしいリラックス感のある佇まいが完成!


1947年、イギリス領から独立したばかりのインドの初代首相ネルーに、計画都市チャンディーガルの設計を頼まれたル・コルビュジエ。新生インドを象徴すべく、「より良く、より公平で、より調和のとれた世界」である都市を造り出そうと試みました。
一方、コルビュジエに師事したインド人建築家、バルクリシュナ・ヴィタルダス・ドーシは、インド西部の都市アーメダバードにおけるコルビュジエのプロジェクトを担当。やがて独立し、巨匠ルイス・カー ンにも薫陶を受けました。ドーシは生涯にわたり、社会や環境に貢献する建築を志向しました。
従兄弟である建築家、ピエール・ジャンヌレとともに新たな未来を目指して壮大な実験を仕掛けたコルビュジエと、西洋のモダニズムを継承しながらもインドの伝統や風土、精神性を融合した独自のスタイルを確率したドーシ。インドに二人の建築家が遺した建築と思想は、70年を経た今、どのように変容し、継承されてきたのか。「ユートピアの力」と「誓い 建築家B・V・ドーシ」という2つのドキュメンタリーで紐解きます。
一方、コルビュジエに師事したインド人建築家、バルクリシュナ・ヴィタルダス・ドーシは、インド西部の都市アーメダバードにおけるコルビュジエのプロジェクトを担当。やがて独立し、巨匠ルイス・カー ンにも薫陶を受けました。ドーシは生涯にわたり、社会や環境に貢献する建築を志向しました。
従兄弟である建築家、ピエール・ジャンヌレとともに新たな未来を目指して壮大な実験を仕掛けたコルビュジエと、西洋のモダニズムを継承しながらもインドの伝統や風土、精神性を融合した独自のスタイルを確率したドーシ。インドに二人の建築家が遺した建築と思想は、70年を経た今、どのように変容し、継承されてきたのか。「ユートピアの力」と「誓い 建築家B・V・ドーシ」という2つのドキュメンタリーで紐解きます。


ル・コルビュジエとドーシ インドのモダニズム 「ユートピアの力」「誓い 建築家B.V.ドーシ」:
期間 _2026年 5 月 1 日(金)よりユーロスペースほか全国順次公開
※上映劇場・日程は、鑑賞の前に必ず各劇場にご確認ください。
https://trenova.jp/coranddoshi/
期間 _2026年 5 月 1 日(金)よりユーロスペースほか全国順次公開
※上映劇場・日程は、鑑賞の前に必ず各劇場にご確認ください。
https://trenova.jp/coranddoshi/




「ブラウンのグラデーションとサンダルで、狙うはボーホーシックなスタイル」
5月に公開される「ル・コルビュジエとドーシ」は、建築好きでなくても気になる映画。舞台となっているインドの雰囲気を感じたくて、ココア色のニットのセットアップに、ブラウンのコットンローンシャツをチョイスしました。自由で放浪的なボヘミアンと洗練されたソーホーを融合させた、現代的でリラックス感のあるボーホースタイルなイメージです。
シャツは「質の良いものをカジュアルに」をコンセプトとしているブランド、MADISONBLUEの別注。袖口をまくると現れるブランドロゴを、特別にゴールドでオーダーしているのもポイントです。リゾートムードを漂わせるニットのセットアップは、ヘルシーな透け感がチャーミング。
ワントーンの着こなしは小物使いが鍵。赤いサンダルを差し色に、サハラ砂漠の遊牧民、トゥアレグ族の高度な彫金技術で作られたシルバーネックレス(大草直子さん別注)や、レザーの持ち手がモダンなデザインのバスケットを合わせて。頭にスカーフを巻くのもおすすめです。
シャツは「質の良いものをカジュアルに」をコンセプトとしているブランド、MADISONBLUEの別注。袖口をまくると現れるブランドロゴを、特別にゴールドでオーダーしているのもポイントです。リゾートムードを漂わせるニットのセットアップは、ヘルシーな透け感がチャーミング。
ワントーンの着こなしは小物使いが鍵。赤いサンダルを差し色に、サハラ砂漠の遊牧民、トゥアレグ族の高度な彫金技術で作られたシルバーネックレス(大草直子さん別注)や、レザーの持ち手がモダンなデザインのバスケットを合わせて。頭にスカーフを巻くのもおすすめです。