• NOTE FROM PARIS
2026.02.12
VOL.02
「パリ、散歩のススメ」
Text: ERICO.T (martinique director)
パリは散歩が楽しい街。
情報やTo Doに追われる日常から離れて、目的地へ急がずゆっくりと歩きながら、歴史や人々の暮らしを感じる――。そんな贅沢な時間を過ごすと、スッと肩の力が抜けてパリという街をもっと好きになれる気がします。
情報やTo Doに追われる日常から離れて、目的地へ急がずゆっくりと歩きながら、歴史や人々の暮らしを感じる――。そんな贅沢な時間を過ごすと、スッと肩の力が抜けてパリという街をもっと好きになれる気がします。

秋の朝とモネ
印象に残っているのは、秋晴れの日、チュイルリー公園の端にあるオランジュリー美術館へ、モネの《睡蓮》を観に向かった朝の散歩。
少し早起きしてホテルを出て、まだ眠りから覚めきらない街の静けさを心地良く感じながら、チュイルリー公園へ。朝の柔らかな光が差し込む公園は紅葉が始まった木々の色、秋らしい深みのある花々の彩りが目に美しく、「秋だなぁ」と思わずつぶやきたくなる景色。朝の澄んだ空気の中、犬の散歩をしている人、ベンチで静かに時間を味わう人、それぞれが自分の時間を過ごしていて、空間全体に漂う心地良く平和な空気がとても印象的でした。
少し早起きしてホテルを出て、まだ眠りから覚めきらない街の静けさを心地良く感じながら、チュイルリー公園へ。朝の柔らかな光が差し込む公園は紅葉が始まった木々の色、秋らしい深みのある花々の彩りが目に美しく、「秋だなぁ」と思わずつぶやきたくなる景色。朝の澄んだ空気の中、犬の散歩をしている人、ベンチで静かに時間を味わう人、それぞれが自分の時間を過ごしていて、空間全体に漂う心地良く平和な空気がとても印象的でした。

開館と同時に入ったオランジュリー美術館では《睡蓮》をほぼ独り占めできたのも贅沢なひととき。公園を歩き、季節に触れた後だったからこそ、自然とモネの世界にすっと入り込めた気がします。あの朝の透明感とモネの色彩の重なりは今でもふとした時に思い出します。

パリど真ん中に広大に広がるチュイルリー公園はパリ最古の庭園。私が訪れたオランジュリー美術館始め2つの美術館を内包している他、ロダンやジャコメッテイの彫像も置かれている、まさに自然とアートが一体となった素晴らしい公園です。
夏の夜とシャンパンフラッシュ
もうひとつ、夏の夜の散歩も忘れられません。
22時近くになっても薄明るい空のパリの夜、ディナーを満喫したあと、街並の隙間から突然現れた観覧車に引き寄せられるように夜散歩がスタート。
22時近くになっても薄明るい空のパリの夜、ディナーを満喫したあと、街並の隙間から突然現れた観覧車に引き寄せられるように夜散歩がスタート。

チュイルリー公園では夏の風物詩となっている遊園地が賑やかに灯りを落とし、夏のオリンピックで使われた気球型の聖火台が期間限定で登場!地元の人から観光客まで芝生に座ってそれを眺めたり語らったり、とても幸せな空気が流れていました。

公園を抜けてセーヌ川沿いへ。
椰子の木が並び、まるでビーチ沿いのプロムナードのよう。対岸にはオレンジ色にライトアップされた歴史的建造物が並び、光が川面に映ってゆらゆら揺れ、とてもロマンチックです。
パリの人たちは、そんな美しい夜景をつまみにワインやビールを片手に語り合ったり、音楽に合わせて踊ったりと、とても賑やか。その自由さと空気の軽やかさにこちらまで自然と笑顔になってしまいます。
椰子の木が並び、まるでビーチ沿いのプロムナードのよう。対岸にはオレンジ色にライトアップされた歴史的建造物が並び、光が川面に映ってゆらゆら揺れ、とてもロマンチックです。
パリの人たちは、そんな美しい夜景をつまみにワインやビールを片手に語り合ったり、音楽に合わせて踊ったりと、とても賑やか。その自由さと空気の軽やかさにこちらまで自然と笑顔になってしまいます。
最後はポンヌフ橋からエッフェル塔を眺めて、パリの美しさを堪能。
ちょうど午前0時のその瞬間、エッフェル塔が宝石のようにきらめくシャンパンフラッシュが始まり、夏の夜散歩は大満足で締めくくられました。
ちょうど午前0時のその瞬間、エッフェル塔が宝石のようにきらめくシャンパンフラッシュが始まり、夏の夜散歩は大満足で締めくくられました。

パリのシンボル、エッフェル塔。シャンパンフラッシュは日没後から始まる特別なライトアップショー。沢山の小さな電球がキラキラと点滅して煌めく光は宝石がこぼれ落ちたようなキュートさ!毎晩1時間おきに夜のパリを美しく彩ります。終了時間は季節によって異なるそう。
朝と夜、秋と夏――季節によってさまざまな顔を見せるパリ。
滞在中は予定を詰め込みすぎず、気ままに街歩きしながら気になるお店に立ち寄ったり、少し疲れたらカフェや公園でのんびり過ごしたりする時間を持ってみる。
そんな余白のある過ごし方が、パリにはよく似合う気がします。
滞在中は予定を詰め込みすぎず、気ままに街歩きしながら気になるお店に立ち寄ったり、少し疲れたらカフェや公園でのんびり過ごしたりする時間を持ってみる。
そんな余白のある過ごし方が、パリにはよく似合う気がします。